AIの画像生成|個人の発信でどこまで使えるか
AIで画像を作れるようになり、発信の準備はずいぶん軽くなりました。ただ、どこまで使っていいのかが分かりにくいところです。
先に僕の結論をお伝えします。AIの画像が向いているのは、雰囲気を伝える場面です。向いていないのは、事実の裏づけとして見せる場面です。この線を引けていれば、大きく外しません。
この記事では、個人の発信で使うときの向き不向きと、使う前に確かめることを整理します。
AIの画像生成が向いているのは、雰囲気を伝える場面です
記事の顔になる画像や、話の中身を思い浮かべてもらうための挿絵。こうした使い方には向いています。読む人は、その画像が本物かどうかを確かめたいわけではありません。何の話なのかを一目でつかみたいだけです。
作るときに気をつけるのは、伝えたいことを1つに絞ることです。あれもこれも入れると、何の話か分からなくなります。明るさや色の感じも先に決めておくと、記事が並んだときにまとまって見えます。文字は画像の中に入れず、後から載せるほうが扱いやすいです。
雰囲気をそろえておくと、もう1つ良いことがあります。並んだときに、同じ人が作ったと分かることです。読む人は細かい部分を覚えていなくても、雰囲気で見分けます。毎回まったく違う見た目にすると、この積み上げが起きません。同じ形でいくつか作っておくと、次に使うときも早く済みます。毎回ゼロから考えなくてよくなるからです。
凝りすぎないことも大事です。画像づくりに時間を取られて中身が薄くなっては、順番が逆になります。
AIの画像では代わりにならないもの
一方で、AIの画像が代わりにならない場面があります。自分が実際に見た物、行った場所、作った物を見せるときです。ここで作り物の画像を出すと、話全体の信用が落ちます。読む人が知りたいのは、うまい絵ではなく、本当にやったのかどうかだからです。
裏づけとして見せる画像も同じです。何かの結果を示すとき、示すものが作られた画像では意味がありません。自分で撮った写真や、実際の画面のほうが、どれだけ粗くても伝わります。ここは手間を惜しまないほうがいいところです。
見せられる物がないときほど、作った画像で埋めたくなります。ただ、そうやって埋めた記事は、読んだ人の記憶に残りません。手元に写真がないなら、いま撮れるものから始めるほうが早いです。
飾りに使うのはAIの画像、裏づけに使うのは自分の記録です。この分け方を覚えておいてください。

使う前に確かめておくこと
作った画像を仕事の場で使うなら、そのサービスの決まりを自分で確かめます。作った物をどう扱っていいのかは、サービスごとに違います。そして、その決まりは変わることがあります。誰かが大丈夫と言っていたから、で進めないでください。見る場所は、そのサービスが出している案内です。
もう1つ、頼み方によっては、特定の人や作品に似た物が出ることがあります。似せることを狙った頼み方は避けます。自分の発信に使う画像は、誰かの権利に触れない範囲で作る。この線は、はじめから引いておくほうが安全です。
使った画像は、後から見返せるようにしておきます。いつ、どこで作った物なのか。分からなくなると、使っていいのかどうかも判断できません。数が増えてからでは、整理が大変になります。決まりを見るときは、いつの案内なのかも確かめます。古い案内を見て安心してしまうと、後から食い違います。
人の写真や、報道の画像を扱うときの注意
ここはAIの画像に限りませんが、合わせて確かめておきたい部分です。人が写っている画像を、断りなく使うことはできません。とくに、有名ではない人や子どもが写っている画像は扱いに気をつけます。
ニュースの画面や、他のサイトの画像をそのまま持ってくることもできません。見つけやすい形で残るので、後から問題になりやすい部分です。使いたい気持ちが出るのは、自分の手元に見せられる物がないときです。だから、日ごろから自分で撮っておく習慣が効いてきます。撮っておいた写真は、他の人が持っていない材料になります。
自分が写る写真も、出す範囲を先に決めておきます。顔を出すかどうか、家や職場が分かる物を入れるかどうか。決めてから撮ると、後から悩みません。家族が写る写真は、はじめから出さないと決めておくほうが困りません。

画像は多いほどいいわけではありません
画像を増やすと、にぎやかにはなります。ただ、意味のない画像が並ぶと、読む流れが切れます。置くのは、言葉だけでは伝わりにくい場所です。話の切り替わり、全体の並び、比べたい2つの違い。こうした場所に置くと効きます。
大きすぎる画像は、表示に時間がかかります。載せる前に小さくして、軽くしてから使ってください。それから、画像には短い説明の文を入れておきます。何の画像なのかを言葉で書いておくと、画像が見えない環境の人にも伝わります。細かい作業ですが、積み重なると読みやすさに効いてきます。
置く数の目安は、話のかたまりごとに1つあれば足ります。増やしたくなったら、その画像がないと分からない部分があるかを考えてみてください。説明の文は、見た人に伝わる短い言葉で書きます。長い文を入れる場所ではありません。
どこに置くかを決めてから作る
最後に、作る前の話です。どこに置く画像なのかを決めてから作ります。記事の入口なのか、話の途中なのか、案内のところなのか。置き場所が決まると、必要な形も、伝えたいことも決まります。何となく作ってから置き場所を探すと、合わない画像が増えます。
作る前に、その画像で何を伝えたいのかを1行で書いてみるのも手です。書けないなら、まだ置き場所が決まっていないということです。
個人の発信でAIの画像生成を使う目的は、見た目を良くすることだけではありません。読む人が中身をつかみやすくすることです。だから、判断の軸は1つで足ります。この画像があると、読む人は分かりやすくなるか。ならないなら、なくてかまいません。
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