AI起業のやり方|大きく始めないという考え方

AI起業のやり方を調べると、やることがたくさん出てきます。サイト、商品、案内の仕組み、道具の準備。全部そろえてから始めようとすると、いつまでも始まりません。

先に答えを書きます。大きく始めないことです。小さく出して、返ってきた反応で次を決める。この進め方のほうが、結局は早く形になります。

AI起業のやり方は、大きく始めないことから決まります

始める前に完璧を目指す人は、たいてい同じ場所で止まります。商品を作り込み、ページを整え、案内を組み立て、それから出そうとする。ところが、出す前の段階では、何が当たるのか誰にも分かりません。分からないものに時間をかけるほど、あとで捨てるのがつらくなります。かけた時間が惜しくなって、当たっていないものを続けてしまうのです。

だから順番を変えます。小さく出して、反応を見て、そこから作り込む。試さずに大きく賭けるのは、当たりを引けるかどうかに任せる進め方です。試してから広げるほうが、手戻りは少なくなります。

大きく始める人は、出す前にお金も使います。道具や制作を先に頼むと、それだけで戻りにくくなります。使う前に、当たるかどうかを確かめる順番にしてください。

小さく始めた人は、当たっていないものを手放すのも早いです。かけた時間が少ないので、抵抗がありません。小さく始めるというのは、雑にやるという意味ではなく、確かめる場所を1つに絞るという意味です。

先に用意するのは、商品ではなく話を聞く場です

多くの人は、売る商品から作り始めます。ただ、まだ誰の何を解決するのかが定まっていない段階で商品を作ると、方向がずれたまま完成してしまいます。先に用意したいのは、話を聞く場のほうです。相談でも、体験でも、短い時間の面談でもかまいません。相手が何に困っていて、何を望んでいるのかを、直接聞ける場所です。

この入口の目的は、そこで利益を出すことではありません。提案できる回数を増やすことと、生の言葉を集めることです。だから参加する側の負担は軽くしておきます。費用をかけない形にするか、金額を低く置くか。まずは来てもらう回数を増やします。

話を聞く場は、はじめは1人でも成り立ちます。1人と向き合って、その人の言葉をそのまま書き留める。これを何回か重ねると、商品の輪郭が自然に出てきます。聞いた話は、あとで読み返せる形で残してください。

集まった言葉は、そのまま商品の材料になります。頭の中だけで考えた商品より、聞いた言葉から作った商品のほうが、届く相手がはっきりします。

出す前に完成させようとすると、出せません

出す前に完成させようとすると、出せません

いま持っているものだけで一度出してみる。これができる人は進みが速いです。反対に、あと少し整えてからと言い続ける人は、半年たっても同じ場所にいます。差は能力ではありません。出すまでの基準をどこに置いているかの差です。

出したあとに直すという前提で作ると、作るのが軽くなります。最初から完成を目指すと、一つひとつの判断が重くなって手が止まります。

出す基準を先に決めておくのも手です。この日に出す、と決めてしまえば、そこまでにできた形が出すものになります。期限がないと、いつまでも整え続けてしまいます。

反応がなかったときも、それは失敗ではありません。この言い方では届かない、と分かっただけです。分かった分だけ次が具体的になります。何も出していない状態では、当たりもはずれも分かりません。

集める力に合わせて、売り方を選びます

売り方は、大きく2つに分かれます。1対1で話を聞いて提案する形と、人数を集めて一度に話す形です。どちらが良いという話ではなく、いま何人集められるかで決まります。集まる人数がまだ少ないなら、向いているのは1対1のほうです。その人だけに向けた話ができるので、少ない人数でも先に進みます。

人数を集められるようになったら、まとめて話す形に切り替えると手間が減ります。同じ内容を何度も話す時間が、そのまま浮くからです。ただし、集められないうちにこの形を選ぶと、少人数の場で話すことになって、労力だけがかかります。

どちらの形でも、来てもらう理由をはっきりさせる必要があります。話を聞きますと書くだけでは人は動きません。参加すると何が分かるのかを先に伝えてください。

見栄で選ばないことです。いまの自分の集め方に合うほうを選んでください。順番を守るほうが、結果として早く進みます。

大きく始めた人がつまずきやすい場所

大きく始めた人がつまずきやすい場所

始めから大きく構えた人が止まるのは、たいてい同じ場所です。1つ目は、道具を先に集めてしまうことです。使いこなす前に増やすと、覚えることばかり増えて手が止まります。2つ目は、渡すものを増やしすぎることです。動画を何十本も作り込んでも、相手はその先にある変化のほうを見ています。3つ目は、全部を自分で抱え込むことです。決まった形の作業まで毎回やっていると、考える時間がなくなります。

もう1つ、扱う範囲を広げすぎることもつまずきの元です。あれもこれもできると言うと、頼む側は誰に何を頼めばいいのか分からなくなります。

どれも、丁寧さから来ています。まじめな人ほど陥りやすい場所です。ただ、丁寧さを向ける場所を間違えると、進みません。丁寧にするのは、相手の話を聞く場面と、そこで得た言葉を形に直す場面です。

作り込む前に、一度誰かに見せる。この一手間で、方向のずれは早く分かります。

今週やる分だけ決める

AI起業のやり方として僕がすすめたいのは、今週やる分だけ決めることです。決めるのは3つで足ります。誰に向けるのか。その人に何を約束するのか。話を聞く場をどうやって知らせるのか。この3つを紙に書いて、今週のうちに一度出してみます。

3つを書いたら、机の前で直し続けないでください。人に見せて、返ってきた言葉で直します。この向きを守るだけで、進み方は変わります。

長い計画を立てると、作った時点で進んだ気になります。実際に動き出すのは、出したあとに返ってくる反応からです。反応を見て直す。この回数が、そのまま進み具合になります。

大きく始めないというのは、志を小さくする話ではありません。当たりを早く見つけるための進め方です。

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