AI集客とは|人を集める作業のどこをAIに任せるのか

AI集客という言葉は、人によって指しているものがばらばらです。ツールの話をしている人もいれば、広告の話をしている人もいます。だから調べるほど分からなくなります。

先に、僕の答えを書いておきます。AI集客とは、人を集めるまでの作業のうち、量が要る部分をAIに任せることです。人が向き合う部分は残ります。この記事では、その線がどこにあるのかを整理します。

AI集客とは、集める作業の一部をAIに任せることです

集客と一言で言いますが、中身はいくつもの作業に分かれています。誰に向けて言うのかを決める。伝える言葉を作る。届ける場所に出す。反応を見て直す。この繰り返しです。AIが得意なのは、このうち量が要るところです。言葉の案を出す、骨組みを並べる、下書きを書く、別の言い方に直す。人が1人でやると時間ばかりかかる部分を短くできます。反対に、誰に向けるのかを決める部分は残ります。ここを渡すと、誰にも届かない言葉が増えるだけです。だからAI集客は、道具の名前より先に、任せる作業の線引きを決める話になります。

つまりAI集客は、集客の考え方が変わる話ではありません。同じ道のりを、速く回せるようにする話です。土台がないところに道具だけを足しても、空回りが速くなります。

だから最初に見るのは、ツールの一覧ではありません。今の自分の集客が、どこで止まっているのかです。

集客が止まる場所は、だいたい3つのどれかです

人が集まらないとき、原因を3つに分けて見ると整理できます。1つ目は、そもそも知られていないことです。届いている人数が少なければ、どれだけ言葉を磨いても数は増えません。2つ目は、知ってもらえても連絡先を持たせてもらえないことです。見て終わりになっている状態を指します。3つ目は、話を聞いてもらえるのに提案が通らないことです。同じ「集客ができない」でも、この3つは打つ手がまったく違います。原因を決めつけたまま作業を増やしても、数は動きません。まず、どこで人が減っているのかを見てください。

この見分けは、感覚ではなく数で行います。何人に届いて、そのうち何人が登録し、そこから何人が話を聞いてくれたのか。数にして並べると、詰まっている場所が1か所に見えてきます。

止まっている場所が分かれば、AIを使う場所も決まります。全部を一度に速くしようとすると、どれも中途半端になります。直す場所は、いつも1か所に絞ってください。

AI集客で、どの作業を任せると速くなるのか

AI集客で、どの作業を任せると速くなるのか

知ってもらう段階では、量が効きます。言い方の案をたくさん出す、記事の骨組みを並べる、下書きを書く。ここをAIに任せると、進み方が変わります。連絡先を持たせてもらう段階では、伝える言葉の整理が効いてきます。何が得られるのかを短く言い切る作業は、案を並べて選ぶほど良くなるものです。ここもAIが手伝えます。一方で、話を聞く場面は渡せません。相手の話を聞き、その人に合わせて考えるところは、人がやる部分として残ります。ここを無理に自動にすると、来てほしい人ほど離れていきます。

AIは、あなたの代わりに人と向き合ってはくれません。向き合う回数を増やすために、その手前の作業を軽くする道具です。

この順番で見ると、どのツールを選ぶかという問題は小さくなります。大事なのは、どの作業を渡すのかという判断のほうです。渡す作業が決まっていれば、道具が変わっても困りません。

集める前に、伝えることを1つに絞る

集まらない原因でとても多いのが、言っていることが多すぎる状態です。あれもできます、これもできますと並べると、読む人は自分のことだと思えなくなります。入口では、伝えることを1つに絞るのが基本です。誰の、どの困りごとに向けているのか。1つに絞ると言葉が強くなり、その人にはまっすぐ届きます。合わない人が離れていくのは問題ではありません。全員に向けた言葉は、誰にも届かないからです。絞るのが怖いのは、他の人を逃す気がするからだと思います。ですが、届かない言葉を全員に配っても、手元には何も残りません。

絞ると、決まるものがあります。どこに出すのか、何を書くのか、何を渡すのか。ぶれていたものが一本になります。

もし絞りすぎて人が集まらないなら、絞り方のほうを変えます。絞ること自体をやめてしまうと、また元の状態に戻ります。

集めた人と、どうつながり続けるか

集めた人と、どうつながり続けるか

一度来てくれた人が、その場ですぐ決めることはあまりありません。だから、もう一度会える形を先に作ります。メールや連絡アプリに登録してもらい、こちらから届けられる状態にしておく形です。登録の手間が少ない入口ほど、途中で止まる人は減ります。届けられる相手がいれば、来てくれた人数が少なくても積み上がっていくはずです。ここを作らないままだと、毎回ゼロから集め直すことになります。集めた人数より、もう一度届けられる人数のほうが大事です。数が少ないうちほど、この差は大きく出ます。

つながったあとに何を届けるか。ここでも目的を取り違えないでください。届ける動画や文章の目的は、売ることではありません。読んだ人が、自分にはこれが必要だと感じることです。必要だと思われていない提案は、中身が良くても届きません。

この部分は形が決まっているので、自動で進むように組めます。人が毎回やらなくてよい作業から順に外していきます。

どこから手をつけるか

最初にやるのは、ツール選びではありません。今の集客が3つのうちどこで止まっているのかを、数で確かめることです。次に、伝えることを1つに絞ります。そのうえで、量が要る作業だけをAIに渡してください。この順番で進めると、使う道具は少なくて済みます。逆にツールから入ると、増えた作業に振り回されて、人と向き合う時間が減っていくのです。順番さえ間違えなければ、道具は後からでも足せます。まずは1か所だけ決めて、そこから広げてください。

集客は、一度作って終わりではありません。出して、反応を見て、直す。この繰り返しの速さが結果を分けます。AIは、その繰り返しを速くするために置く道具です。

作業が軽くなった分を、どこに使うのか。そこまで決めておくと、AI集客は形になっていきます。

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