AI集客ツールを選ぶ前に決めておくこと

AI集客ツールを調べ始めると、次から次に新しい名前が出てきます。どれが良いのか分からなくなって、比較記事を読み続けてしまう人は多いです。

僕の答えを先に書きます。道具は、性能で選ぶものではありません。自分の集客のどこが遅いのかを決めてから、その場所に合うものを選びます。この順番にすると、要る道具は思ったより少なくて済みます。

AI集客ツールは、性能ではなく自分の詰まりから選びます

ツールの紹介を読むと、どれも良さそうに見えます。当たり前で、紹介はできることを並べる場所だからです。そこにあなたの状況は書かれていません。だから読むほど迷います。順番を入れ替えてください。先に決めるのは、自分の集客が今どこで遅くなっているのかです。書き始めるまでに時間がかかるのか、書けても出すまでが遅いのか、出したあとに反応を見ていないのか。詰まっている場所によって、要る道具はまったく違います。場所が決まっていれば、比較記事を全部読む理由もなくなります。候補は自然に2つか3つへ絞られるからです。

逆に、詰まりを決めないまま道具を増やすと、使っていない画面が増えていきます。月々の支払いだけが残る形です。

道具は、遅い場所を短くするために買います。持っていること自体には意味がありません。

先に決めるのは、どこが遅いのかです

遅い場所を見つけるには、この1週間の自分の動きを思い出すのがいちばん早いです。何に時間を使ったのかを書き出してみてください。多くの人は、書き始めるまでの時間がいちばん長くなります。何を書くか決まらず、書き出しも浮かびません。ここで止まっている時間は、作業のように見えて作業ではありません。ここが遅いなら、案を出す道具が効きます。反対に、書くのは速いけれど出す前の手直しで止まるなら、直す側を手伝わせるほうが合っているはずです。同じAIでも、使う場面を決めているかどうかで効き方が変わってきます。

ここで気をつけたいのは、遅い場所を1つに絞ることです。全部を速くしようとすると、覚えることが増えて逆に遅くなります。

1つ短くなってから、次の1つに移ります。順番に片づけるほうが、結局は早く終わります。

遅い場所が見つからないときは、逆から考えてみてください。今週やったことのうち、来週もう一度やる作業はどれか。同じことを何度も繰り返しているなら、その周りに道具の使い道があります。

AI集客ツールの数を増やすほど、手が止まります

AI集客ツールの数を増やすほど、手が止まります

道具を増やすと作業が速くなりそうに思えますが、実際には逆のことが起きやすいです。それぞれに覚えることがあり、それぞれに置き場所ができます。どこに何を入れたのか分からなくなり、探す時間が増えていくのです。使いこなす前に次のものへ乗り換えると、どれも中途半端なまま残ります。1つの道具を3か月使ってみると、できることとできないことを自分の言葉で言えるようになります。この状態にならないうちは、比べる材料も持てません。新しい名前を見かけても、今の道具で足りているなら手を出さないほうが早道です。

足すかどうかで迷ったら、今の道具で1週間やってみて、それでも同じ場所で止まるかを見ます。止まるなら足す理由があります。

増やすときは1つずつです。まとめて入れると、何が効いたのか分からなくなります。

使う道具を1つに決めると、頼み方も上手くなっていきます。同じ相手に何度も頼むうちに、どう伝えれば欲しい形で返ってくるのかが分かってくるからです。この慣れは、道具を変えると半分くらい捨てることになります。

無料のままでいい場面と、お金を出す場面

最初は無料で使える範囲で足ります。案を出す、下書きを作る、言い換える。この程度なら無料の範囲でも試せます。お金を出す判断が必要になるのは、量が足りなくなったときです。途中で止まる、長い文が最後まで出ない、待ち時間が増える。こうした形で作業が止まり始めたら、支払う価値が出てきます。反対に、使っていないのに良さそうだからと契約を増やすのは順番が違います。集客はまだ1円も生んでいない段階のことが多いので、毎月の支払いは軽くしておくほうが動きやすいです。

費用を見るときは、月額そのものより、その分の作業が短くなったかどうかで見ます。短くならないなら、道具ではなく使い方の問題です。

迷ったら、いったん止めてみて困るかどうかを試すと分かります。

もう1つの見方は、その道具が自分の作業を短くしているのか、それとも新しい作業を増やしているのかです。使うために覚えることばかり増えているなら、まだ早い段階だと考えてください。

道具が変わっても、手元に残るもの

道具が変わっても、手元に残るもの

AIの道具は入れ替わりが速いです。今よく使われているものが、1年後も同じとはかぎりません。だからこそ、乗り換えても手元に残るものを増やしておきます。残るのは3つです。1つ目は、誰のどんな困りごとに向き合うのかという決めごと。2つ目は、これまでに集めた言葉の材料です。相手から聞いた言い方、反応があった表現、うまくいかなかった言い回し。3つ目は連絡先です。届けられる相手の一覧は、道具を変えても持っていけます。

この3つを持っている人は、道具が変わっても作り直しになりません。持っていない人は、乗り換えるたびにゼロからです。

道具に詳しくなることと、集客が強くなることは別の話です。ここを混ぜると、勉強しているのに数が動かない状態になります。

選ぶ前に決めておく3つのこと

最後に、選ぶ前の決めごとを書いておきます。1つ目は、自分の集客のどこが遅いのかを1つに決めることです。2つ目は、その場所に使う道具を1つだけ選び、3か月は変えないと決めます。3つ目は、やめる基準を先に決めておくことです。3か月使って、その作業が短くならなければ外します。この3つを紙に書いてから探し始めると、比較記事に振り回されなくなります。道具は増やすものではなく、減らしていくものだと考えてください。

選び終わったあとにやることも、忘れないでください。空いた時間を何に使うかです。ここを決めていないと、時間は別の作業に吸われて消えます。

短くなった時間を、人と向き合う場面に回せたときに、はじめて道具が効いたと言えます。

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