スキルなしから始める副業|先に手を動かす順番

スキルなしから副業を始めようとして、何を選べばいいのか分からなくなっていませんか。先に答えを言います。最初にやるのは、副業の種類を選ぶことではありません。

選ぶ作業は、比べているうちに時間だけが過ぎます。しかも比べる基準を持っていないので、いつまでも決まりません。順番を変えると、選択肢のほうが勝手に減っていきます。この記事では、手を動かす順番の話をします。

スキルなしから始める副業は、選ぶ前に決めることがあります

副業の情報を集めると、やり方が山ほど出てきます。どれも良さそうに見えるのに、自分にできる気がしません。この状態で選ぼうとしても答えは出ません。基準がないからです。先に決めておくのは二つだけです。一つは、月にいくら増えたら生活が変わるのかという金額。もう一つは、週に何時間なら無理なく出せるのかという時間です。この二つが決まると、合わない選択肢は自然に落ちていきます。

金額は、大きく書かないほうが動きやすいです。いきなり月に何十万と置くと、今日やることが見えなくなります。まずは今の生活で意味を持つ額に置いてみてください。時間も同じです。理想を書くと守れません。仕事のあとに残っている実際の時間を、正直に書き出します。

この二つを決めるだけで、選ぶ話は半分終わります。残った選択肢の中から、続けられそうなものを一つ選べばいいだけです。

もう一つ、決めておくと楽になることがあります。いつまで試すのかという期間です。区切りがないと、合っていないのに続けてしまったり、少し進んだところで辞めてしまったりします。三か月で一度見直す、と先に決めておくだけで、途中の迷いが減ります。

順番は、後ろから決めて前から作ります

やることの順番を決めるときは、ゴールの側から逆にたどります。いくら欲しいのか、そのためにいくらのものを何件届けるのか、そのためには何人に話を聞いてもらう必要があるのか。この順で下りてくると、今週やるべき作業の量が出てきます。頭の中でぼんやり考えていると、作業量が見えないまま気合いだけで走ることになります。数にすると、多いのか少ないのかが分かります。

ところが、実際に作る順番は逆になります。人に届く場所がないのに、売るものだけ用意しても動きません。まずは知ってもらう場所を一つ持ち、次に連絡を取れる形をつくり、それから提案する。作る側は前から順に積んでいきます。

決めるのは後ろから、作るのは前から。この二つを混ぜてしまう人が多いです。ゴールを決めずに作り始めると、作ったあとで方向を変えることになります。

最初に手を動かすのは「与える側」の作業です

最初に手を動かすのは「与える側」の作業です

副業を始めたばかりの人がやりがちなのは、いきなり売る話から入ることです。気持ちは分かります。早く結果が欲しいからです。ところが受け取る側から見ると、知らない人からいきなり案内が来た状態になります。読む理由がありません。順番としては、先に相手の役に立つものを渡す側に回ります。知りたいことに答える、迷っている場所を整理する。これを続けた人のところに、話を聞いてみたいという人が集まってきます。

この段階でスキルの有無はあまり関係ありません。今の自分が分かっていることを、分かっていない人に向けて丁寧に出すだけです。むしろ、覚えたばかりの人のほうが、つまずいた場所を細かく覚えています。

与えるものは大きくなくて大丈夫です。小さな答えを何度も出すほうが、大作を一つ出すより届きます。

小さく出すほど、直す場所が早く見つかります

時間をかけて完成させたものほど、外れたときの痛みが大きくなります。だから最初は小さく作って、早く外に出すほうが安全です。反応が薄ければ、どこかがずれています。相手が違うのか、言い方が違うのか、そもそも困っていない話をしているのか。出してみると、この見分けがつくようになります。机の前で考えている限り、どれも仮説のままです。

反応が無いことを失敗だと考える必要はありません。今の形では届かなかった、という結果が一つ出ただけです。結果が出れば、次に変える場所が決まります。何も出していない状態が、いちばん情報が少ないです。

小さく出して、直して、また出す。この回転の速さが、そのまま上達の速さになります。

進まなくなったら、どこで止まっているかを見ます

進まなくなったら、どこで止まっているかを見ます

うまくいかないとき、多くの人はまとめて「集客が足りない」と考えます。僕が話を聞くときも、まずここを分けるところから始めます。分けて見るだけで、打つ手がはっきりします。見てくれる人がいないのか。見てはくれるけれど、連絡先を残してもらえないのか。話は聞いてもらえるのに、最後に断られるのか。止まっている場所によって、直すものはまったく違います。全部を同時に良くしようとすると、力が分散して何も変わりません。

止まっている場所を見つけるには、数を見るのがいちばん早いです。見てくれた人の数、登録してくれた人の数、話をした人の数。並べると、極端に落ちている場所が一か所見つかります。そこが今の弱点です。

数が少なすぎて判断できないこともあります。その場合は、まだ判断する段階ではありません。まずは回数を増やします。

止まっている場所を勘違いしやすい形もあります。断られる回数が多いときに、話し方の問題だと考えてしまうことです。実際には、来てくれた人がそもそも合っていない場合もあります。入り口で誰に向けているかがぼやけていると、後ろをいくら直しても合いません。前の区間を直したら、後ろが勝手に良くなることもあります。

今週やる一つを決めておく

ここまでの話をまとめると、やることは絞れます。金額と時間を決める。ゴールから逆にたどって、今週の作業量を出す。与える側の作業から手をつける。小さく出して、止まった場所を見る。この流れです。全部を今日やる必要はありません。今週やることを一つだけ決めて、そこに時間を寄せてください。

計画は、紙一枚に収まる長さで十分です。長く書くと、書いた時点で満足してしまいます。一週間ごとに見直して、外れていたら書き換えればいいだけです。

スキルなしの状態から始める人にとって、いちばんの武器は動く回数です。上手さは後から追いつきます。順番だけ間違えなければ、やった分は残っていきます。

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