AIで稼ぐ人と、稼げないまま終わる人の差はどこにあるか

同じ道具を使っているのに、結果が分かれるのはなぜか。僕もよく聞かれます。

差はAIの詳しさではありません。詳しい人が稼いでいるとは限らないからです。分かれているのは、もっと手前の部分です。

ここでは、その分かれ目を4つに分けて見ていきます。どれも、道具を変えれば済む話ではありません。

AIで稼ぐ人との差は、AIの詳しさではありません

新しい機能を早く知ること自体は、悪いことではありません。ただ、それが収入につながるかというと、直接はつながりません。お金を出す人は、あなたがどの道具を使ったのかを見ていないからです。見ているのは、自分の困りごとが片づいたかどうかだけです。ここが分かっていると、覚えることの優先順位が変わります。詳しくなる時間より、相手のことを知る時間のほうが増えていきます。

実際、うまくいっている人の使い方は、意外なほど地味です。同じ使い方を繰り返しているだけ、という人も多いです。凝った使い方より、決まった型を何度も回すほうが結果につながります。

では、どこで差がつくのか。ここから4つ挙げます。どれも、今日から見直せる部分です。

与える順番が先か、受け取るのが先か

1つ目は順番の話です。うまくいかない人の発信は、自分が売りたいものから始まります。読む側は、自分に何の得があるのかが分からないまま、売り込みだけを受け取ることになります。これでは人は集まりません。先に与えるのが順番です。相手が知りたいことに、まず答える。受け取るのはそのあとです。この順番を守れない人が多いです。

与えると言っても、大げさな話ではありません。相手がつまずいている場所を、分かる言葉で説明するだけでも十分です。それだけで、この人は分かってくれていると感じてもらえます。

順番を守ると、時間はかかります。すぐに反応が返ってこない時期があるからです。ただ、この時期に積んだものは残ります。逆に、受け取るのを先にすると、その場では動いても続きません。

与える相手を絞ることも効きます。全員に向けて話すと、誰にも刺さりません。ひとりを思い浮かべて、その人に説明するつもりで書く。そうすると、同じ悩みを持った人が反応します。広く届けようとするほど届かなくなるのは、少し不思議な話です。

一度で決めるか、試して確かめるか

一度で決めるか、試して確かめるか

2つ目は、試すかどうかです。一度出してみて反応がないと、この方法は駄目だと決めてしまう人がいます。ただ、一度の結果で分かることはほとんどありません。言い方を変えただけで反応が変わることも多いからです。試さずに決めるのは、勘だけで賭けているのと変わりません。うまくいっている人は、同じ中身でも見せ方を変えて何度か出します。

試すときのこつは、一度に1つだけ変えることです。同時にいくつも変えると、何が効いたのか分からなくなります。分からないままだと、次に活かせません。

AIは、この試す作業と相性がいいです。言い方の案を出すのは得意だからです。ただし、どれを選ぶのかは自分で決めます。選ぶ基準を持っていないと、案が増えるだけで手が止まるのです。

試す回数を増やすには、1回を軽くしておく必要があります。手のかかる作り方をしていると、数回で疲れます。同じ中身を使い回して、見せ方だけを変える。この形にしておけば、回数を増やしても負担は増えません。

数字で自分の詰まりを見つけているか

3つ目は、自分がどこで止まっているのかを言えるかどうかです。うまくいかないとき、多くの人は集客が足りないとまとめてしまいます。ただ、実際の詰まりはもっと細かい場所にあります。見てくれる人が少ないのか。見てくれても、連絡先を残してもらえないのか。話は聞いてもらえるのに、断られているのか。この3つは、打つ手がまったく違います。

だから、手前から順に数を追います。何人が見て、何人が反応して、何人が話まで来たのか。数を並べると、極端に減っている場所が見つかります。そこが直す場所です。

数を見ないまま作業を増やすと、効かない場所に時間を使い続けることになります。これが、頑張っているのに変わらない状態の正体です。

数を追うと言っても、細かく管理する話ではありません。手前から3つか4つ、数えられる場所を決めておくだけで足ります。多く測ろうとすると、測ること自体が仕事になってしまいます。

真似る相手を選べているか

真似る相手を選べているか

4つ目は、真似る対象の選び方です。白紙から考えて作るのは、時間がかかるうえに直す手がかりもありません。うまくいっている形を写して、自分の状況に置き換えるほうが速いです。ここまでは多くの人がやります。分かれるのは、誰を選ぶかです。すでに名前が知られている人のやり方は、知られていることが前提になっています。同じ形を用意しても、知られていない側には人が来ません。

選ぶなら、条件が近い人です。始めた時期、使える時間、扱っている分野。近いほど、写したときにそのまま動きます。遠い人を選ぶと、うまくいかない理由が分からないまま止まります。

写すのは、見た目ではなく順番です。どういう相手に、どの順で何を伝えているのか。そこを取り出してから、中身を自分のものに入れ替えます。ここを間違えると、形だけ似た別物になります。

差が開くのは、AIで稼ぎ始めてしばらく経ってから

最後に、僕が大事だと思っている時間の話をします。この4つの差は、最初の1か月ではあまり出ません。誰でも手探りだからです。開いてくるのは、数か月たったあとです。試して直してきた人は、自分のやり方の中に理由が積まれています。何もせずに待っていた人には、その積み重ねがありません。同じ期間が過ぎても、手元に残っているものが違います。

だから、早く始めることより、止まらずに直し続けることのほうが効きます。速さで勝とうとすると、思ったより伸びない時期に折れます。

今の自分がどこで止まっているのか。それを言葉にできたら、次の一手は決まります。逆に言えば、そこが言えないうちは、何を足しても手応えは出にくいです。まずは、自分の詰まりを言葉にするところから始めてみてください。

そのうえで、期間を決めて振り返る場を作ってください。ひとりで続けると、自分の詰まりに気づけないままになります。人に説明してみると、抜けている場所が浮かび上がります。

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