アドセンスだけで稼ぐという選択肢

アドセンスで稼ぐという言葉を聞いて、記事を書けば広告費が入ってくる形を思い浮かべる人が多いです。ざっくり言えばその通りなのですが、選ぶ前に知っておいたほうがいいことがあります。

アドセンスだけで稼ぐとは、読者に何も売らずに、広告の表示だけで成り立たせる形です。売り込みの言葉が一切要らない代わりに、人数が要ります。この記事では、その形を選ぶと何が必要になるのかを整理します。

アドセンスだけで稼ぐとは、何も売らない形のことです

ブログでお金を受け取る道はいくつかありますが、アドセンス一本で行くという選び方があります。読者に商品をすすめません。自分の講座も作りません。記事を読みに来た人に広告が表示され、その分が運営している人に入る形です。ここでお金を出しているのは読者ではなく、広告を出したい会社です。だから読者に対して、買ってくださいと言う場面が出てきません。顔を出す必要もありませんし、名前を出さなくても成り立ちます。人前に立つのが苦手な人にとって、これはかなり大きな利点です。

その代わり、1人の読者から受け取れる分は小さくなります。単価は自分で決められません。だから、届く人数がそのまま結果に響きます。ここが、他の道といちばん違うところです。

売らなくていい形を選んだ時点で、勝負する場所は決まります。人が探しているところに、先に記事を置けるかどうかです。

売らなくていい代わりに、必要になるもの

必要になるのは人数です。だから、何について書くかを決める段階でほとんどが決まります。書きやすいから選ぶ、ではありません。探している人がいるかどうかで選びます。見ている人が多い話題か。だれが、どこで、なぜ、に答えられる話題か。まだ新しく、書いている人が少ないか。気持ちが強く動く話題か。この4つが重なるほど、記事は読まれやすくなります。ここを飛ばして手を動かすと、丁寧に書いた記事が誰にも見つからないまま残る形になりがちです。時間をかけた分だけ、しんどくなります。

  • 多くの人が見ている話題か
  • だれ・どこ・なぜに答えられるか
  • まだ新しく、書き手が少ないか
  • 気持ちが動く話題か

もう1つ、順番の話があります。先に与えるのが先で、受け取るのは後です。自分が稼ぎたいという気持ちが前に出た文章は、読む人にすぐ伝わります。そして読まれなくなります。

「最初に置いた記事」が残りやすいという性質

「最初に置いた記事」が残りやすいという性質

アドセンスで結果を出している人が意識しているのは、早さです。新しく出てきた言葉で最初に見つけてもらえた記事は、あとから力のあるサイトが同じ話題を書いても、残ることがあります。反対に、すでに書き尽くされた話題に後から入ると、置いた記事が選ばれる理由がありません。だから、まだ誰も書いていない場所を探します。新しいことと、探している人がいること。この2つが重なる場所がねらい目です。どちらか片方だけでは足りません。新しくても誰も探していない話題は、読まれないまま終わります。

もう1つの性質が、新しさを優先して見せる動きです。動きのある話題では、あとから情報を足して更新している記事のほうが選ばれやすくなります。一度書いて置きっぱなしにするより、追いかけて厚くするほうが効きます。

これは、書く回数の話ではありません。どの話題を追いかけると決めるか、という判断の話です。

記事は増やすものではなく、入れ替えるものです

アドセンスで伸びている人ほど、自分の記事を冷たく見ています。人が来ていない記事をいつまでも置いておかないからです。一つの目安として、7日たっても100回も見られていない記事は、いったん表に出さないという考え方があります。消すのが怖い気持ちは分かります。書くのに時間がかかっていますから。ただ、読まれない記事が並んだ状態は、サイト全体の印象を薄くします。価値のある記事の集まりが、読まれるブログの正体です。

反対に、伸びた記事には手を入れてください。新しく1本足すより、すでに人が来ている記事を厚くするほうが早いことがよくあります。どこが足りないのかは、その話題を先に書いている記事を読めば見えてきます。

増やすか、直すか、下げるか。この3つを毎週判断している状態が、アドセンス一本で回している人の日常です。

この形が向く人と、しんどくなる人

この形が向く人と、しんどくなる人

向いているのは、人に売り込むのが苦手な人です。顔や名前を出したくない人にも合います。話題を追いかけるのが苦にならない人、こまめに手を動かせる人も強いです。反対にしんどくなりやすいのは、少ない読者から大きな収入を受け取りたい人です。この形では、人数を集めないと数字が動きません。もう1つ、書くこと自体が苦痛な人も続きません。書く量がそのまま材料になる形だからです。ここは向き不向きの話であって、能力の話ではありません。

どちらとも言えない場合は、まずアドセンスから始めて、あとから他の道を足す形もあります。広告で人が来るようになったブログは、他の収入につなげるときの土台にもなるはずです。

ただし、最初から二つ三つを同時に追いかけると、どれも中途半端になります。順番に手をつけてください。

アドセンス一本で行くと決めたら、最初に決めること

決めるのは、どこで戦うかです。人が多く、まだ書き手が少ない場所を1つ選びます。全部を追いかけようとすると手が回りません。次に、どのくらいの頻度で手を動かせるかを、自分の生活から逆算して決めます。毎日できないなら、できる回数で組み立ててください。無理な計画ほど、最初の1週間で壊れやすいです。そして、書いた記事を見直す日を決めておきます。書く日と、直す日と、下げる日。この3つが回り始めると、ブログは少しずつ形になります。

言い換えると、アドセンスだけで稼ぐという選び方は、売る力ではなく、選ぶ力と続ける形で勝負する道です。何を書くかを決める時間に、いちばん頭を使ってください。

売らずに成り立つ形は、静かで地味です。その地味さを受け入れられる人にとっては、続けやすい選択肢になります。

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