個人で月収100万円に届く人が、途中で捨てたもの

月収100万円と聞くと、いまの何倍も働く姿を思い浮かべるかもしれません。作業を増やせば届くように感じます。

先に僕の答えを書きます。この数字に近づいた人は、やることを増やしたのではありません。途中でいくつかを手放しています。何を捨てたのかを、順番に見ていきます。

月収100万円は、作業量を増やした先にはありません

収入は、値段と件数のかけ算で決まります。だから増やし方は2つしかありません。値段を上げるか、件数を増やすかです。作業を増やすというのは、件数側だけを押し上げる考え方になります。ところが、1人でやれる件数には上限があります。時間が有限だからです。上限に近づくほど、働く時間だけが伸びていきます。

ここで立ち止まる人と、進む人が分かれます。進む人は、増やす前に減らします。捨てるものを決めると、残ったものに時間を回せるからです。

もう1つ知っておきたいのは、件数を増やす道と値段を上げる道で、要る力が違うということです。件数側は人を集める力が要ります。値段側で要るのは、中身と進み方を作る力です。自分にどちらが向いているかで、選び方も変わります。

だから、この記事で扱うのは足し算ではなく引き算です。何をやめたのか、という話をしていきます。

捨てたもの1|安くたくさん売るという考え方

最初に手放されるのが、安くして数で稼ぐという考え方です。1万円のものを100人に売れば100万円になります。同じ100万円でも、30万円のものなら3人か4人です。集められる人数がまだ少ない段階では、後者のほうが現実に近くなります。人を大勢集める力は、すぐには身につかないからです。

安くしたほうが売れる気がするのは、自分が買う側の気持ちで考えているからです。実際は、金額よりも自分に必要かどうかで人は決めます。必要だと感じていない相手には、安くしても届きません。

値段には、もう1つの働きがあります。払う側の本気度です。負担のない買い物は後回しにされやすく、結果も出にくくなります。しっかりした金額を出した人は、自分から動きます。

ただし、上げればいいという話ではありません。その金額に見合う中身と、どう進むのかという道筋が先に要ります。相手が受け取る戻りの大きさもいっしょに見ます。戻りが小さいものに、大きな金額は出せません。

捨てたもの2|全員に向けて話すこと

捨てたもの2|全員に向けて話すこと

次に手放されるのが、全員に向けて話すことです。届く範囲を広げたくて、あれもこれもと言葉を足していく。気持ちは分かります。ただ、幅を広げるほど、一人ひとりへの当たりは弱くなるものです。読む人は、自分に向けられた言葉かどうかを一瞬で見分けます。

絞ると、届く人数は減ります。それでも反応が増えるのは、残った人にとっては自分の話になるからです。合わない人には、別の入口を後から作ればいいだけです。

絞るときに見るのは、あなたが根拠を持って話せる範囲です。自分が通ってきた場所なら、細かい話まで書けます。その細かさが、そのまま自分ごとの感覚をつくります。

絞る怖さは、機会を失うように感じるところにあります。実際は逆で、絞っていないほうが誰にも届いていません。断られない言い方は、選ばれない言い方でもあります。

捨てたもの3|手段を並べる説明

3つ目は、渡すものを並べる説明です。動画が何本、資料が何ページ、相談が何回。丁寧に書くほど良さが伝わる気がします。ただ、相手が知りたいのはそこではありません。それを受け取った先で、自分がどうなるのかです。

人は手段ではなく、その先にある変化にお金を払います。ここがずれていると、どれだけ中身を厚くしても選ばれません。

だから、説明の順番を入れ替えます。たどり着く場所を先に見せて、そこまでどう進むのかを示し、そのために何を渡すのかは最後に置く。中身は同じでも、伝わり方が変わります。

進み方を見せるときは、期間で区切ると伝わりやすくなります。最初の何か月で何をして、その次に何をするのか。順番が見えると、相手は自分の姿を思い浮かべられます。並べる説明をやめた人は、ここに気づいた人です。

数字にすると、次に捨てるものが見えます

数字にすると、次に捨てるものが見えます

何を手放すかを決めるとき、感覚では選べません。並べるのは数です。値段はいくらで、何件必要なのか。その件数のために、何人と話す必要があるのか。その人数を集めるために、何人に登録してもらう必要があるのか。この順で、後ろから書き出します。

たとえば、値段が高い商品なら、月に数件でも金額は積み上がります。話した人のうち何人かが進むと考えれば、必要な相談の数も出るはずです。相談に来る人が登録者の一部だとすれば、集める人数も出てきます。数字が並ぶと、いま足りないのが人数なのか、話の進み方なのか、値段なのかが1か所に見えてきます。

ここでの数字は、細かくなくてかまいません。おおよそで並べるだけでも、詰まっている場所は浮かび上がります。

数字を並べる目的は、自分を追い込むことではありません。次にやることを1つに絞るためです。全部を良くしようとすると、力が散ります。

何から捨てるか

いきなり全部を変えると、何が効いたのか分からなくなります。順番としては、まず数を並べてみてください。そのうえで、いちばん減っている場所を1つ選びます。人数が足りないなら、知ってもらう場所を増やしてください。話は聞いてもらえるのに進まないなら、伝える順番を見直します。

そのあとで、時間の使い方を見ます。毎回同じことを言っている場所、同じ案内を書き直している場所。決まった形の作業は先に組んでしまえば、手が空きます。空いた時間は、人と向き合う場面に回します。

捨てるのは、一度に1つで足ります。1つ手放して、数字がどう動いたかを見る。この確かめ方をしておくと、次に何を捨てるかで迷わなくなります。

個人で月収100万円という数字は、頑張りの量では決まりません。何を残して何をやめるか、その判断の積み重ねで形が変わっていきます。

あわせて読みたい

ひとりで考えても答えが出ないときは

AIをどう使えば自分の収入につながるのかは、今の状況によって変わります。何から手をつけるべきかを、あなたの状況に合わせて一緒に整理する無料の個別相談をやっています。オンライン(Zoom)で、1分で予約できます。

無料の個別相談を見てみる

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA