会社員が副業を選ぶとき、時間の使い方から決めたほうがいい理由

会社員が副業を選ぶとき、多くの人は「何をやるか」から考えます。おすすめの一覧を見て、良さそうなものを選ぶ流れです。

ただ、会社員には動かせない条件があります。平日の日中は本業に使われる、という条件です。ここを先に見ないと、始められても続きません。この記事では、時間の形から選ぶ考え方を書きます。

会社員の副業は、内容より先に時間の形で決まります

同じ副業でも、動ける時間帯が違えば結果が変わります。平日の昼に連絡が来る仕事を、会社にいる人が引き受けるのは難しいです。逆に、夜と休日にまとめて手を動かせばいい仕事なら、会社員でも回ります。つまり、向き不向きは能力の話だけではありません。時間の形が合っているかどうかで、かなりの部分が決まります。ここを見ないまま内容だけで選ぶと、始めてから無理に気づきます。僕が会社員の方と話すときも、最初に見るのは時間の形です。ここが合っていない仕事は、内容がよくても続きません。

そして、無理に気づいたときには、すでに相手がいます。途中で降りると信用に傷がつきます。だから、引き受ける前に確かめてください。

時間の形を先に見ておくと、選択肢が減ります。減るのは損ではありません。続かない道を最初に外せたということです。

平日の夜に何ができるかを、正直に見積もる

まず、自分の1週間を書き出します。帰宅してから寝るまでに、実際に手が動く時間はどれくらいあるか。ここを多めに見積もる人が多いです。2時間あるつもりでも、食事と片づけと風呂を引くと、残るのは30分ということもあります。疲れている日は、その30分も使えません。だから、いちばん忙しい週でも確保できる時間を基準にします。調子のいい週を基準にすると、計画がすぐ崩れます。見積もりは少なめのほうが安全です。少なめなら、余った週にそのまま前へ進めます。多めに置くと、毎週遅れている気持ちになります。

取れる時間が短いなら、短い時間で終わる作業に分けてください。1回で完成させようとせず、途中で置ける形にしておきます。置ける形にしておくと、次の日に戻りやすくなります。

休日はまとめて動けますが、ここに全部を寄せるのも危ないです。予定が入った週に、丸ごと止まってしまいます。

すぐ返事が要る仕事は、会社員には重くなります

すぐ返事が要る仕事は、会社員には重くなります

会社員の副業で負担が大きいのは、相手を待たせられない形です。連絡が来たらすぐ返す、日中に打ち合わせが入る、といった仕事がこれにあたります。仕事中は電話も取れませんし、席を外すこともできません。返事が遅れるたびに、こちらが悪いような気持ちになります。この状態が続くと、本業のほうにも影響が出ます。だから、選ぶ段階で「返事の速さを売りにしない形」を選んでおきます。返事の速さで選ばれる仕事は、代わりがいくらでもいます。会社員が同じ場所で競うのは、条件のうえで不利です。

相手とやり取りする仕事を選ぶなら、返せる時間帯を最初に伝えておきます。先に伝えてあれば、待たせているという感覚が生まれません。

ここを曖昧にしたまま始めると、休みの日も気が休まらなくなります。会社員 副業でいちばん多い疲れ方が、この形です。

自分がいない時間も進む形をつくる

会社員にとって強い形は、自分が動いていない時間にも何かが進んでいる状態です。たとえば、書いたものが置いてあって、人が勝手に読みに来てくれる。読んだ人が、自分で連絡先を残してくれる。話を聞きたい人が、空いている日を自分で選んでくれる。ここまで用意しておけば、平日の日中に自分が動けなくても、流れは止まりません。会社員の時間の制約は、こういう形と相性がいいです。自分が眠っている時間にも、置いたものは読まれます。時間を売る形では、これが起きません。

反対に、自分が動いた分だけ進む形は、時間の上限がそのまま収入の上限になります。始めやすい代わりに、伸ばすときに苦しくなります。

この形を作るのは、一日では終わりません。ただ、一度できると、忙しい月でも流れが止まらなくなります。

最初から全部を用意する必要はありません。人が来る入口を1つ作り、そのあとの流れを少しずつ足していきます。

会社で見てきたことは、そのまま材料になります

会社で見てきたことは、そのまま材料になります

会社員には、もう1つ持ち物があります。日々の仕事の中で見てきたことです。業界の中では当たり前でも、外から見ると知られていないことがたくさんあります。それを知りたい人は、思っているより多いです。専門家として語る必要はありません。少し詳しい人として、分かる言葉に置き換えて伝えるだけで役に立ちます。ここが、時間の少なさを補ってくれる部分になります。同じ経験を持つ人は、社内にたくさんいます。ただ、外に向けて書いている人はほとんどいません。そこに空きがあります。

ただし、書いてはいけないものもあります。社内の資料、取引先の名前、まだ表に出ていない情報。この線は自分で引いておきます。会社の決まりも人によって違うので、勤め先のルールを先に確かめてください。

税金や届け出の扱いも、状況によって変わります。ここは詳しい窓口に確かめる部分なので、この記事では扱いません。

何曜日の何時に手をつけるかを決める

最後に、予定表を開いて時間を置きます。やる気があるときにやる、では続きません。何曜日の何時から何分やるのか。ここまで決めて、はじめて動き出します。決めた時間に手が止まっても、机に向かうところまでは守ります。習慣を作るのは、量ではなく回数です。1回30分でも、週に3回置ければ、1か月で6時間になります。この積み重ねが、あとで効いてきます。予定表に置くときは、本業の繁忙期も先に書き込みます。忙しい時期に、無理な計画を置かないためです。

置いた時間の中で何をやるかも、先に決めておきます。座ってから考えると、それだけで半分が過ぎます。

置いた時間を守れなかった週があっても、責める必要はありません。翌週にまた置き直せば済みます。止まるのは、置き直すのをやめたときだけです。

会社員 副業は、時間が限られている分だけ、選び方が結果を分けます。時間の形から入ると、遠回りがかなり減ります。

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