集客の自動化とは|毎日追いかけなくても人が来る形

集客の自動化と聞くと、放っておいても人が集まる状態を思い浮かべる人が多いです。実際のところは少し違います。

僕の答えを先に書きます。集客の自動化とは、毎回ゼロから集め直さなくてよい形にすることです。何もしなくてよくなる話ではありません。追いかけ続ける形から、置いておくと動く形へ変えていく話です。

集客の自動化とは、毎回集め直さない形にすることです

追いかける集客とは、動きを止めると人が来なくなる形のことです。毎日投稿し、そのたびに反応を待ち、募集のたびに一から声をかける。止めれば数はゼロに戻ります。この形で続けている人は多いです。悪いわけではありませんが、体調を崩した月や、本業が忙しい月にそのまま止まります。自動化するというのは、この形を組み替えることです。一度作ったものが置いてあり、人が自分で見つけて、自分で登録し、自分で次に進む。ここまでが自動で進めば、あなたが動かない日にも数が動きます。何もしないのではなく、あなたが止まっても止まらない部分を作る、という意味です。

だから最初の問いは、道具ではありません。今の集客のうち、あなたが止まったら止まるものはどれか、です。

それが全部なら、まだ形は自動になっていません。

流れて消えるものと、置くと残るもの

集客の入口には、2つの性格があります。1つは、流れて消えるものです。SNSの投稿は、出した直後に多く見られ、日が経つとほとんど見られなくなります。もう1つは、置くと残るものです。検索から見つけてもらう記事は、出した直後は静かでも、あとから読まれ続けることがあります。自動化しやすいのは後者です。積み上がるからです。ただし、残るものは効き始めるまでが遅く、流れるものは速い代わりに積み上がりません。だから片方だけを選ぶ必要はありません。速いほうで反応を見て、残るほうへ書き直していく。この2つを組み合わせる形が現実的です。

気をつけたいのは、流れるほうだけで数年やってしまうことです。動き続けている間は数が出ますが、手を止めた瞬間に何も残っていないと気づきます。

残る側を1つでも持っておくと、休める月が作れます。

進め方としては、流れるほうで反応が良かった話を、残るほうへ書き直していく形が回しやすいです。反応がすでに分かっているので、書く前に見込みが立ちます。

毎回募集する形と、いつでも入れる形の違い

毎回募集する形と、いつでも入れる形の違い

集め方には2つの形があります。1つは、期間を区切って募集する形です。同じ時期に人が集まるので進めやすく、盛り上がりも作れます。ただし、次の募集まで間が空きます。その間の売上は止まりますし、集める力が弱いと人数が足りません。もう1つは、いつでも入れる形です。案内が常に置いてあり、来た人が自分の都合で申し込みます。こちらは一度に大勢を集める必要がありません。毎月少しずつでも積み上がっていきます。ひとりで動いている人や、少ない人数から始める人には、いつでも入れる形のほうが合いやすいです。

この形にすると、あなたがやることは当日に会うことへ寄っていきます。日程の調整も、案内を届けるのも、道具が進めてくれるからです。

盛り上がりは作りにくくなりますが、毎月の波は小さくなります。

どちらを選ぶかは、集める力で決まります。声をかければ人が集まる状態なら、期間を区切る形のほうが効率よく進むはずです。まだそこまで届いていないなら、いつでも入れる形にして、来た人を1人ずつ通していきます。

集客の自動化が回るのは、道が1本につながっているときだけです

形を作っても動かないことがあります。だいたいは、道の途中が切れています。投稿は見られているのに登録先が書かれていません。登録はされているのに、そのあと何も届きません。案内は届いているのに、申し込む場所が分かりにくくなっています。1か所でも切れていると、そこで全員が止まります。だから自動化するときは、道具を並べる前に、人が通る順番を1本の線で書いてみてください。知る、登録する、案内を受け取る、申し込む、会う。この5つがつながっているかを見ます。切れているところが1つでもあるなら、そこが先です。

線を書くと、自分がどこに時間を使っていたのかも見えてきます。多くの人は、いちばん前だけを作り続けています。

前を広げる作業より、途切れをつなぐ作業のほうが、数への効きは速いです。

人数が少ないうちは、形より先にやることがあります

人数が少ないうちは、形より先にやることがあります

ここは正直に書きます。届く人数がまだ少ない段階では、自動化しても効果は小さいです。自動で回る仕組みは、人が通るほど効いてきます。通る人がほとんどいない状態で組んでも、動かない仕組みを見ているだけになります。人数が少ない時期にやることは、直接会って話すことです。何に困っているのか、どんな言葉でそれを説明するのか。ここで拾った言葉が、あとで作る案内の中身になります。順番としては、少ない人数で通してみて、うまくいった流れを形にする。この向きです。形から入ると、中身のない箱ができます。

先に形を作りたくなるのは、そのほうが進んでいる気がするからです。作業として分かりやすく、手も動きます。

ただ、動くかどうかを決めるのは中身のほうです。

どこから形にしていくか

始める場所は、あなたが止まったら止まるものの中で、いちばん回数が多いところです。毎回同じ説明をしているなら、その説明を置いておける場所へ移します。毎回日程を決めているなら、相手が自分で選べる形にしてください。ここまでで、追いかける時間はかなり減ります。そのうえで、残る側の入口を1つ作ります。検索から見つけてもらう記事でも、置いておける案内でもかまいません。1つ置くと、次の月から少しずつ効いてきます。何本も同時に用意しなくて大丈夫です。1つ目が動いてから、2つ目を足していけば間に合います。

集客の自動化は、大きな仕組みを一度に組むことではありません。止まったら止まる部分を、1つずつ減らしていく作業です。

減らしていくと、ある月に「今月は動いていないのに来ている」という状態が見えてきます。そこが出発点です。

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