SNS集客のコツは、投稿の量より受け皿にあります
SNS集客のコツを聞かれたとき、僕は投稿の話から始めません。先に見るのは受け皿のほうです。
投稿を増やしても数が動かないとき、多くの場合は投稿が悪いのではありません。見た人が次に進む場所がないだけです。この記事では、その受け皿に何が要るのかを整理します。
SNS集客のコツは、投稿より先に受け皿を見ることです
受け皿とは、投稿を見た人が次に進む場所のことです。連絡先を登録してもらう先と、そこで何が得られるのかの説明。この2つがそろっている状態を指します。ここがないまま投稿だけを増やすと、見られても何も起きません。見た人は、良い話だったと思って通り過ぎます。それで終わりです。反対に受け皿があると、同じ数の投稿でも結果が変わります。通り過ぎるはずだった人の一部が、こちらの手元に残るからです。だからSNS集客のコツを1つだけ挙げるなら、投稿の量を増やす前に受け皿を作ること、になります。
投稿は流れて消えます。手元に残った連絡先は消えません。この差は、月をまたぐほど大きくなります。
受け皿があるかどうかは、数を見れば分かります。投稿が見られた数と、登録された数を並べてみてください。見られている数はあるのに、登録が0のまま続いているなら、投稿ではなく受け皿の側に理由があります。
まず、自分のアカウントを見た人が次にどこへ行けるのかを、実際にたどってみてください。
受け皿は、たどり着けるかどうかで決まります
受け皿を作ったつもりでも、たどり着けない形になっていることがよくあります。投稿の中に案内がありません。プロフィール欄に、何をしている人かが書かれていない状態です。リンクの先が、何の場所なのか分かりません。どれも、作った本人には見えにくい詰まりです。自分では道が見えているからです。確かめ方は難しくありません。他の人の目で一度たどってもらうことです。初めて見た人が、数秒でここが何の場所か分かるかどうか。分からなければ、言葉が足りていません。
プロフィール欄は、看板と同じ役割をしています。誰に向けて、何をしている人なのか。この2つが分かれば足ります。
ここを整えるのは、投稿を10本増やすより早く効きます。
案内の置き方にも順番があります。すべての投稿に案内を入れると、宣伝ばかりの場所に見えてしまうのです。役に立つ話を出したあとに、その話の続きとして置くと、自然につながっていきます。

差し出すものに要る3つの条件
受け皿に置くのは、登録してもらう理由になるものです。ここには3つの条件があります。1つ目は、相手が今困っていることが少しでも軽くなること。2つ目は、知りたい、手に入れたいと思えること。3つ目は、登録する側に負担がないことです。無料であること、断りやすいこと、しつこくされないと分かること。この3つがそろうと、登録の手前で止まる人は減ります。逆にどれか1つでも欠けると、良さそうに見えても手が止まります。特に多いのは、こちらが渡したいものを置いてしまう形です。渡したいものと、欲しいものは違います。
何を置くか迷ったら、これまでによく聞かれたことを思い出してください。何度も聞かれることは、そのまま需要です。
作り込みすぎなくてかまいません。届く形になっていることのほうが大事です。
すでに何かを置いている人は、3つの条件のどれが欠けているかを見てください。相手の困りごとから離れていないか。手に入れたいと思える形になっているか。登録する側の負担が重くなっていないか。1つ直すだけで動き始めることがあります。
受け皿がないまま伸びた投稿は、もったいない
まれに、思っていたより見られる投稿が出ることがあります。このときに受け皿がないと、いちばんもったいない形になります。多くの人が来て、そのまま通り過ぎていくのです。数日たてば、その投稿は流れて見られなくなります。手元には何も残りません。伸びる投稿がいつ出るかは分からないので、先に受け皿を用意しておくしかありません。用意そのものは数日で足ります。伸びてから慌てて作っても、その波には間に合いません。
受け皿があると、伸びた日の数字が次の月に残ります。積み上がるかどうかは、ここで決まります。
投稿の質を上げる努力は、受け皿があってはじめて報われます。
だから受け皿は、投稿を伸ばす前に作ります。順番が逆になると、いちばん見られた日を取りこぼします。

AIに手伝わせるなら、受け皿の言葉からです
AIを使うなら、投稿の下書きより先に、受け皿の言葉に使うほうが効きます。何が得られるのかを短く言い切る作業は、案を並べて選ぶほど良くなるからです。ひとりで考えると、どうしても自分に近い言葉になります。案を10個出させて、そのうち相手の言葉に近いものを選ぶ。この使い方が合っています。選ぶのはあなたです。並んだ案の中から、いちばんうまい言い回しではなく、いちばん相手の困りごとに近いものを選んでください。
選んだあとは、実際に使って反応を見ます。反応が薄ければ、言葉ではなく相手の選び方を疑います。
言葉を作るときの材料は、AIの中にはありません。相手が使っていた言い方、実際に質問された文そのもの。この材料を渡してから案を出させると、返ってくるものが変わります。
言葉は、直すほど短く、はっきりしていきます。
SNS集客で、今日先に整える場所
やる順番を書いておきます。まず、自分のアカウントを初めて見た人の目でたどってください。次に、プロフィール欄に誰へ向けたものかを書きます。それから、登録してもらう先と、そこで渡すものを1つ決めます。ここまでで、投稿の数は1本も増えていません。それでも、来た人の残り方は変わります。投稿を増やすのは、そのあとです。順番を入れ替えるだけなので、新しく覚えることもありません。時間としても、半日あれば足りるはずです。
SNS集客のコツを1つに絞るなら、量より先に受け皿。この順番を守るだけで、同じ努力の残り方が変わります。
受け皿ができたら、そこへ人を運ぶための投稿を作っていってください。
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