ランディングページの作り方|きれいさより先に決めるもの

ランディングページを作ろうとして、まず参考になりそうなページのデザインを探していませんか。きれいに整えれば読んでもらえる気がします。

先に僕の答えを書きます。ランディングページの作り方で最初に決めるのは、見た目ではありません。誰に向けて何を約束するページなのか、そして読んだ人に何をしてもらうのかです。ここが決まっていないページは、どれだけ整えても人が動きません。

ランディングページの作り方で先に決めるのは、見た目ではなく約束です

ランディングページは、あなたの商品を説明するための場所ではありません。読んだ人が、自分に必要かどうかを判断するための場所です。だから最初に決めるのは、このページが誰に向いているのかということ。そして、その人に何を約束するのかということです。約束とは、参加したらどんな状態になるのかを一言で言える形にしたものを指します。ここが言えないまま作り始めると、書くことがぼやけます。ぼやけた文章は、読む人の頭にも残りません。

言い方を変えると、ランディングページは相手の頭の中を整理するための紙です。あなたが伝えたいことを並べるための紙ではありません。この向きを取り違えると、情報は多いのに何も刺さらないページになります。よくできているのに反応がない、という状態はたいていこれです。

まずは白紙に一行だけ書いてみてください。このページを読んだ人は、何ができるようになるのか。ここが書けたら、作る準備は半分終わっています。

そのページで何をしてもらうのかを1つに決めます

ランディングページには、読み終わった人にやってもらう行動が1つあります。申し込むのか、登録するのか、日程を選ぶのか。この行動が2つ以上あると、人は選べずに閉じます。個人でやっている人の場合、いきなり高い商品を売るページよりも、話を聞く場に来てもらうページのほうが動きやすいです。入口の役割を持つページの目的は、そこで利益を出すことではありません。あなたが提案できる回数を増やすことにあります。

目的が変われば、書く中身も変わります。売るページなら、真ん中に来るのは値段と中身の説明です。来てもらうページなら、来た人が何を持ち帰れるのかが真ん中に来ます。同じ商品でも、書く順番はまるで違うものになるのです。

入口のページでよくあるのが、商品の全部をここで説明してしまうことです。読む人は情報が多いほど判断を後回しにします。ここで全部を伝えなくてかまいません。会って話す場があるなら、細かい話はそちらに残しておけます。

作り始める前に、このページの出口はどこかを決めてください。出口が決まると、途中に置く言葉も自然に決まってきます。

訴求は1つに絞ったほうが届きます

訴求は1つに絞ったほうが届きます

ランディングページでよくある行き詰まりは、言いたいことを全部のせてしまうことです。集客もできます、売り方も分かります、時間も空きます。こう並べると幅は広がりますが、芯がなくなってしまうのです。読む人は、自分の悩みに触れている言葉があるかどうかを探しながら画面を送っています。全部に薄く触れた文章は、どこにも当たりません。1つの悩みに絞って、そこだけを深く扱うほうが届きます。

絞ると、合わない人が出てきます。それでかまいません。合わない人には、別の入口を後から用意すればいいだけの話です。最初から全員に合う一枚を作ろうとすると、結局は誰にも合わない一枚になります。

絞る基準は、あなたが根拠を持って話せるかどうかです。自分が通ってきた場所なら、言葉に厚みが出ます。聞きかじりの分野を選ぶと、書いている途中で手が止まります。

まずは1つの言い方で出してみて、届かなかったら別の悩みに差し替えるという進め方もあります。頭の中で正解を探すより、出して確かめるほうが早いです。

断られる理由は、先に消しておきます

読んだ人が止まる場所は、だいたい決まっています。お金のこと、時間のこと、自分にできる気がしないこと。この3つです。ここに触れずにいると、読む人は自分の中で理由を作って離れていきます。だから先回りして書きます。支払いはどうするのか、どれくらいの時間が要るのか、うまく進まない人にはどんな支えがあるのか。引っかかりを1つずつ外していくと、迷っている人が最後まで残ります。

  • お金の負担をどう軽くするか
  • どれくらいの時間が要るのか
  • うまくできない人をどう支えるか

入口のページなら、参加する側の負担を軽くするほど人は動きます。費用をかけない形にするか、満足しなかったときに返す形にするか。どちらも、相手が抱える不安を下げるための工夫です。よくある質問の欄は飾りではありません。断られる理由を先に置いておく場所です。

白紙から書かないほうが早いです

白紙から書かないほうが早いです

ランディングページを一から書こうとすると、たいてい手が止まります。文章の才能の問題ではありません。手元に材料がないからです。自分が読んで心を動かされたページを集めて、どこで気持ちが動いたのかを書き出してみてください。見出しの流れ、言葉の選び方、根拠の見せ方。集まってくると、共通した形が見えてきます。その形に、自分の商品を置き換えていきます。

言葉が出てこないときは、使えそうな単語を先に全部書き出す方法もあります。そこから本や記事のタイトルを見て、言い回しを集めていきます。ゼロから絞り出すより、組み合わせるほうがずっと早いです。

集めたページは、あとで見返せるように1か所にまとめておいてください。書けなくなったときに開くと、手が動きます。

ただし、写すのとは違います。流れを借りて、中身は自分のものに入れ替えます。ここを取り違えないでください。

ランディングページの作り方で、デザインはいちばん最後です

見た目を整えるのは、中身が決まってからです。順番を逆にすると、直すたびに作り直しになります。文字を入れ替えるだけなら数分で済みますが、デザインまで作り込んだ後では手が重くなってしまうのです。最初の画面だけは人の目に触れる回数が多いので、そこを人に頼むという選び方もあります。それも、中身が固まってからの話です。

作り始める前に、紙に3つだけ書いてください。誰に向けるのか、何を約束するのか、読んだ人にどうしてほしいのか。この3つが書けていれば、ページは形になります。逆に、この3つが空欄のままきれいなページを作っても、直す場所すら分かりません。

ランディングページは、一度作って終わりではありません。人の反応を見ながら、言葉を入れ替えていくものです。完成させてから出そうとすると、いつまでも出せないままになります。

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