アドセンス審査に記事数の決まりはあるのか

アドセンス審査に何本の記事が要るのか。始める前にいちばん気になるところだと思います。

先に答えを書きます。記事が何本あれば通る、という決まった数を僕は確認できていません。調べても、人によって言うことが違います。理由はあとで書きますが、必要な本数は作り方によって変わるからです。この記事では、数の考え方を整理します。

審査に必要な記事数として、決まった数は見つかりません

審査の合格ラインとして、記事数の数字が示されているのを僕は見たことがありません。ネットで調べると、10本という話も、30本という話も、100本という話も出てきます。どれも誰かの経験としては本当なのだと思います。ですが、それが全員に当てはまるわけではありません。少ない本数で通った人もいれば、多く書いても通らなかった人もいます。もし数だけで決まるなら、こんなに話が割れません。つまり、見られているのは数そのものではないということです。数は結果として付いてくるもので、目標ではありません。

この前提に立つと、何本書くかで悩む時間が減ります。悩むところは別にあります。

数の話がこれだけ出回るのは、分かりやすいからだと思います。何本と言われれば、やることが決まった気になります。ですが、決まった気になるだけで、結果は別です。数字を探している時間は、記事を1本見直す時間に変えられます。ここに気づけるかどうかで、先に進む速さが変わります。

数より先に見られているのは、中身です

審査で見られるのは、そのブログが広告を載せてよい場所かどうかです。読んだ人の困りごとが片づくか。ほかで読める話の言い換えになっていないか。書いている人の姿が見えるか。この手の部分が問われます。中身の薄い記事を50本並べても、薄いという印象が50本分になるだけです。逆に、しっかり答えている記事が並んでいれば、本数がそこまで多くなくても伝わります。だから、書き始める前に決めるのは本数ではありません。誰の、どの困りごとに答えるブログにするのかです。ここが決まると、書くべき記事が自然に見えてきます。

本数を目標にすると、埋めるための記事が増えます。埋めるための記事は、たいてい薄くなります。

1本ずつ見るときの目安を書いておきます。その記事を読み終えた人が、次に何をすればいいか分かる状態になっているか。ここが満たせていれば、その1本は役に立っています。読んで終わり、何も残らない記事は、本数に数えても意味が薄いです。数える対象を絞ると、必要な本数の見え方も変わります。

必要な記事数は、作り方によって変わります

必要な記事数は、作り方によって変わります

作り方は大きく3つに分かれます。1つ目は、AIに任せて量を出していくやり方です。1本あたりの独自性が薄くなりやすいので、目安としては100本以上と言われます。2つ目は、自分の手で書き切るやり方です。1本ずつ濃く作れるので、20本ほどで通ったという話もあります。3つ目は、AIで下書きを作り、自分の経験や判断を足して仕上げるやり方です。この場合は30本から70本くらいが一つの目安になります。数字はあくまで目安で、約束された数ではありません。ただ、作り方によって必要な量が変わるという点は覚えておいてください。

  • AI中心で量を出す形は、本数が多く必要になりやすい
  • 自分で書き切る形は、少ない本数でも成り立つことがある
  • 下書きをAI、仕上げを自分にする形が間を取りやすい

どれを選ぶかは、使える時間と、文章を書くのが苦にならないかどうかで決めます。

途中でやり方を変えてもかまいません。最初は自分で書いてみて、書き方の型ができてから下書きを任せる形に移る人もいます。逆に、量を出してみて、これでは薄いと気づいて絞る人もいます。大事なのは、今どのやり方を選んでいるかを自分で分かっていることです。混ざったまま進むと、本数の目安も立ちません。

本数より、記事の並び方を見てください

数を考えるときに、もう1つ見てほしい部分があります。記事の並び方です。ブログの中に箱を作り、その箱ごとに記事を入れていく形にします。箱の数は3つから5つくらいが分かりやすいです。1つの箱に記事が1本しか入っていないと、その箱は何のためにあるのか分かりません。1つの箱に数本ずつ入っている形を目指します。そう考えると、必要な本数は自然に決まります。箱の数を決めて、それぞれに何本入れるかを決めれば、全体の数が出ます。数から入るのではなく、形から入ると迷いません。

記事同士をつなげておくのも大事です。1本読んだあと、関係する記事へ進めるようにしておきます。

箱の作り方にも気をつけてください。1つの箱に入る記事が思いつかないなら、その箱はまだ要りません。箱を先に増やしても、中身が埋まらなければ空いた場所が見えるだけです。書ける話がたまってきたら箱を足す。この順番のほうが、全体のまとまりを保てます。

数を追うと起きること

数を追うと起きること

本数を目標にすると、決まった形で起きることがあります。まず、似た記事が増えます。書くことが尽きてくると、前に書いた話を言い方を変えて出すようになるからです。次に、見出しの下が薄い記事が増えます。並べただけで中身がない状態です。そして、記事を出すこと自体が目的になり、読む人のことが後ろに下がります。本数は、良い記事を書き続けた結果として増えるものです。先に数を置くと、順番が入れ替わります。もし今、数を埋めるために書いている感覚があるなら、いったん手を止めて内容を見直すほうが早いです。

足りないのは本数ではなく、答える相手が決まっていないことのほうが多いです。

何本書くかより先に決めること

結局のところ、先に決めるのは3つです。誰に向けたブログにするのか。どんな箱を用意するのか。1つの箱にどんな記事を並べるのか。この3つが決まれば、必要な本数は自分で計算できます。人が言った数字を借りる必要はありません。そして、書きながら中身の水準を落とさないことです。数がそろっても、中身が薄ければ結果は変わりにくいです。合否を僕が約束することはできませんが、数の不安に振り回される時間は減らせます。数える前に、書く相手を決めてください。

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