オンライン集客を自動化する全体像

オンライン集客を自動化すると聞いて、何もしなくてもお金が入る形を思い浮かべる人がいます。実際は、そこまで都合のよい話ではありません。

自動化とは、人が毎回やらなくていい部分を型にして、手放していく作業です。どこが自動になり、どこが人のまま残るのか。この記事では、全体像として並べていきます。

オンライン集客の全体像は、4つの区間に分かれています

オンラインで人を集めてお金を受け取るまでの道は、大きく4つに分かれます。1つ目は、知ってもらう区間です。ブログやSNS、広告がここに入ります。2つ目は、連絡先を持たせてもらう区間です。メールや連絡アプリへの登録がこれにあたります。3つ目は、提案する区間です。話を聞く場や説明の場がここです。4つ目は、受け取って届ける区間です。支払いと、そのあとのやりとりが入ります。自動化を考えるときは、この4つのどこの話をしているのかを毎回はっきりさせてください。区間を分けずに自動化と言うと、話がかみ合わなくなります。

うまくいっていないときも同じです。どの区間で人が減っているのかを見ると、直す場所が1つに絞れます。

4つを同時に手直ししようとすると、どれも仕上がりません。順番に見ていくほうが早いです。

自分が今どの区間にいるのかを、口に出して言えるかどうか。ここがはっきりすると、次の一手も自然に決まります。居場所が分からないまま手数だけ足しても、時間を使うだけで終わります。

自動になる区間と、人が残る区間

自動にしやすいのは、順番が決まっている作業です。登録してくれた人に何をどの順で届けるか。日にちの調整をどう受けるか。前もって決めておけば、その通りに進みます。ここは人が毎回やる必要がありません。反対に、自動にしにくいのは、相手によって答えが変わる場面です。話を聞きながら、その人に合った形を探す場面がこれにあたります。ここを無理に型にはめると、本当に来てほしい人ほど手を引いてしまいます。だから僕は、自動化の目的を、人と向き合う時間を増やすことに置いています。作業を減らすのは、その時間を作るためです。

時間が空いたら何をするのかまで決めておいてください。そこが白紙のままだと、浮いた時間はすぐ別の用事で埋まります。

自動化した結果、人と話す回数が減っているなら、どこかで順番を間違えています。

自動にした部分も、ときどき自分で通ってみてください。届く順番がずれていても、外からは気づけません。

売り方の形を、常時にするか期間で区切るか

売り方の形を、常時にするか期間で区切るか

全体像を描くとき、避けて通れない選択があります。いつでも申し込める形にするのか、期間を区切って募集するのかです。期間を区切る形は、参加した人が同じ時期に始まります。進め方がそろうので運営が楽で、盛り上がりも作りやすいです。ただし、集められる人数が少ないと参加者が減ります。次の募集まで間が空くのも弱いところです。いつでも申し込める形は、常に募集している状態です。届ける順番を決めておけば、相手が自分で申し込み、日にちも自分で選びます。人数が少なくても毎月続けやすいのが特徴です。自動化と相性がいいのは、こちらの形です。

どちらかが正解というものではありません。人を集める力がどれくらいあるかで、向き不向きが変わります。

まだ集める力が育っていない段階では、常に募集している形のほうが積み上がりやすいはずです。

先に手でやって、人が通った道だけを自動にする

順番でつまずく人が多いところです。最初から全部を自動で組もうとすると、作るだけで何か月もかかります。しかも、作ったものが合っているかどうかは、動かすまで分かりません。だから、まず手で回します。数人でかまいません。自分で声をかけて、話を聞いて、提案してみます。ここで人が通った道が1本できたら、その道の中で毎回同じことをしている部分を探します。同じ説明を何度もしているなら、そこは型にできます。同じやりとりで日にちを決めているなら、そこも仕組みに任せられます。通った道の上に置くから、自動化が効いてきます。

まだ誰も通っていない道を自動にすると、誰も通らないまま動き続ける仕組みができあがります。

手でやった経験は、あとで直すときにも効きます。どこで人が止まるのかを、自分の目で見ているからです。

手で回した記録は、そのまま型の材料になります。何を話したか、どこで相手が引っかかったか。ここは残しておいてください。

全体を1本につなぐのは数字です

全体を1本につなぐのは数字です

4つの区間をつなげるのは、気持ちではなく数字です。何人に届いて、何人が登録して、何人が話を聞きに来て、何人が決めたのか。この並びを見ると、どこで人が減っているのかがはっきりします。減っている場所が分かれば、直す場所も1つに決まります。ここを見ずに手数だけ足していくと、忙しいのに何も変わらない状態になります。数字は、自分を責めるために出すものではありません。次にどこを触るのかを決めるために出します。目標から逆にたどる形でもかまいません。いくつ売れたら目標に届くのか。そこから、必要な人数を出していきます。

仮の数字でいいので、先に置いてください。動かしてみれば、本当の数に置き換わります。

置き換わった数字を見ながら、詰まっている区間を1つずつ広げていきます。

見る数字は多くなくてかまいません。区間の入口と出口の数だけで、詰まりは見えてきます。

集客のどこから自動化していくか

手をつける順番を置いておきます。最初は、毎回同じことをしている作業を1つ探します。日にちの調整でも、最初の案内でもかまいません。1つ型にできたら、次を探します。この繰り返しで十分です。反対に、後回しでいいのは道具をそろえることです。何を任せるのかが決まっていない状態で道具を集めると、使いこなす作業が新しく増えます。新しく増えた手間に時間を取られて、肝心の相手と話す時間が細っていきます。自動化の目的は、作業を減らして、あなたにしかできない場面に時間を回すことです。

全体像を持っていると、今やっていることがどの区間の話なのかが分かります。分かると、迷いが減ります。

一度に作り上げようとせず、人が通った道から順に型にしていってください。

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